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月の光 第一章  出会い

    
   月は、だんだん大きくなって行く。

その黄金色の輝きは、カケルのすべてをきらきらと照らしている。

何だか心の奥が、炭酸の入ったジュースの泡のように、ピチピチとはじけて
いるような気がした。

何故だろう・・とてもなつかしくて、とてもうれしい。

遠い日に、母さんの腕の中で感じていたなつかしい思いが、カケルの胸によみがえった。

そしてそれは、小さな痛みとなって通り過ぎて行く。

カケルにとって、ユナは一体何なのだろう。

かわいい妹? それとも・・・。

それまで、ずっと避け続けてきた事に、今真正面から向き合おうとしている。

カケルは、思わずため息をつき、それから目の前の大きな月を見つめながら、大きく深呼吸した。

 本当は、ユナのことを嫌いじゃない。嫌いだと思ってしまう、自分が嫌い
なのだ。

 ユナに会おう! 会ってみよう! 自分だって、このままじゃ嫌だ。

カケルは、ようやく決心がつき、もう一度月の光の中で深呼吸した。

 月に向かって飛んでいたチョウたちは、やがて地上に向かって高度を下げた

  「もうすぐですよ」

それまで黙っていたケルンが、カケルに声をかけた。



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theme : 自作BL連載小説
genre : 小説・文学

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